バーン13/バーンの方程式
バーンというデッキはマジックの中で
マジックであらず。考え方が別だと思う。
バーンの根本原理を考えたい。
バーンというデッキは女性も多く使っており、モダンの中で相手のデッキを十分理解してなくても、戦えるデッキだと思う。
その理由として、
どんなデッキに対しても、自分の戦場で戦える!
からである。
このデッキは確率論みたいなもので、60枚のうち、土地が約20枚60枚のデッキならちょうど1/3
先手の場合
初手7枚+3ターン目までに2枚カードを引けるので、9枚手札に引ける。
確率でいうと、3枚が土地、6枚が土地以外のクリーチャーか呪文である。
土地が3枚と言うことは、1ターン目に1マナ
2ターン目に2マナ、3ターン目に3マナ使えることになり、3ターン目までに6マナ使える事ができるのである。
6枚の土地以外のカードがあり、6マナ使えるなら、もし全部1マナで1つにつき3点ダメージが与えられるなら、18点を3ターン目までに与えることができると言う考えのデッキである。
さて、1マナで3点与えるカードはどのくらいあるのか?
稲妻
裂け目の稲妻
溶岩の打ち込み
批判家刺殺
多くのバーンには上記の4種類が4枚入っている。
その為、理想は上記16枚の中から6枚と土地3枚が3ターンまでの手持ちフダだと嬉しいわけだが、
そんなに1マナ3点のカードがない為、それ以外のカードを見てみると、2マナ3点以上与える可能性のあるカードがあるかというと、
螺旋の稲妻
頭蓋割り
焼尽の猛火
ボロスの魔除け
以上4種類16枚
上の16枚と合わせると合計32枚+土地20枚で52枚。
あと8枚がクリーチャーである。
つまりあと8枚のクリーチャーには3点以上のノルマがついてくる。
それが
ゴブリンの先達
僧院の速槍
である。
ゴブリンの先達は2回攻撃すればノルマクリア
僧院の速槍は2回に何か+呪文を唱えればクリア
この2枚のクリーチャーは時として、3ターン目までに6点のダメージを与える事もあり、とても重要なピースである。
以上60枚をベースに考えていけば、いいのだが、簡単に悪いことだけいうと、
1 1回マリガンをする度にキルターンが1遅くなる。
2 1回ハンデスや打ち消しをされると、キルターンが1遅くなる
3 3点回復されるとキルターンが1多くなる
4 4枚目以上の土地を引くたび、キルターンが1遅くなる。
当たり前のことばかりだが、理論上どうしてもそうなる。
つまり、あまりマリガンはしたくないデッキ。
土地が4枚以上初手にあるとその分キルターン遅くなるので控えたい。
土地枚でも後手なら行くときもある。
初手で13点以上与えられるか計算出来たら速キープ
11〜12点なら悩む。
10点以下ならマリガンを考える。
(相手のデッキがどんどんフェッチやショックランドでダメージを喰らうデッキならあり。)
また、常に自分の手札が何点ダメージ与えられるかを計算しておかないといけない。
足し算より引き算。
バーンは1番頭を使わないデッキというが、1番駆け引きのいる、難しいデッキだと私は思う。
何事もシンプルなことで駆け引きをするときが1番難しい決断をしなければならないと思う。
やるかやられるか2択しかない時の決断を1番しなくてはならない。
そういう意味で、バーンはとても面白いと思う。